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『明日に架ける橋』(原題:Bridge over Troubled Water)は、サイモン&ガーファンクルが1970年に発表したアルバム。通算5作目のスタジオ・アルバムで、グラミー賞最優秀アルバム賞を受賞。本作を最後に、サイモン&ガーファンクルは事実上解散する。 == 解説 == 1969年、アート・ガーファンクルは映画『キャッチ22』(監督:マイク・ニコルズ)出演のため多忙となり、アルバムのデモ・レコーディングでは、アートが不在のことも多かった。アルバム収録曲「ニューヨークの少年」の歌詞は、ポール・サイモンがアートに向けて送ったメッセージとなっている〔。映画の撮影が終わると、アートもレコーディングに合流するが、2人は対立することが多くなった。 アルバムは、1969年前半に全米7位のシングル・ヒットとなっていた「ボクサー」、ロス・インカスの演奏に歌をつけた「コンドルは飛んで行く」、ライヴ音源の「バイ・バイ・ラブ」(エヴァリー・ブラザーズのカヴァー)も含む11曲入りとなり、当時のアウトテイクのうち、「木の葉は落ちて」のデモ・ヴァージョンは、2001年に本作がリマスターされた際にボーナス・トラックとして収録された。 1970年1月に本作がリリースされると、多くの国のヒット・チャートで1位を獲得。本国アメリカでは、10週に渡ってBillboard Pop Albumsで1位となった。イギリスでは初登場時から13週連続で1位を獲得し、その後も何度か返り咲いて、通算33週に渡って1位を獲得するほどの大ヒットとなった。日本でも、翌1971年2月1日から7週連続で、オリコンLPチャートの1位となった。また、シングル「明日に架ける橋」も全米・全英1位を獲得した。 しかし、同年7月18日のフォレスト・ヒルズでのライヴを最後に、サイモン&ガーファンクルは活動を事実上停止した。1971年にはグラミー賞授賞式に2人揃って出席し、その後度々再結成もされているが、デュオ名義でのスタジオ・レコーディングは、1975年のシングル「マイ・リトル・タウン」と2004年発表の「シチズン・オブ・ザ・プラネット」のみで、1983年に制作されていた再結成アルバムは完成せずにポールのソロ・アルバム『ハーツ・アンド・ボーンズ』として発表され〔、2014年8月現在、本作に続くオリジナル・アルバムは発表されていない。ただし、ポールは度々アートのソロ・アルバムにゲスト参加している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「明日に架ける橋 (アルバム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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